知って!プライム
ホーム知って!プライム > 2016.02.23 2016年度公立高校入試問題を解いた感想

知って!プライム

Facebook(フェイスブック)でもプライムの様子や考え方などを随時公開しています。ぜひ、こちらをご覧ください。
良かったらページに「いいね!」もお願いします。
2016.02.23 2016年度公立高校入試問題を解いた感想

英 語

問題の傾向に大きな変化はありませんでしたね。
受験した生徒は「
リスニングのスピードが速かった」と言っていましたが、英語はリスニングで約10分弱とられるので、残りの問題を40分程度で仕上げる力をつける必要があります。
さらに年々
英作文などの記述系の問題が増える傾向にあり、読解問題も図表を見ながら「考える」必要があるので、速読や暗算スピード(英語でも算数的な知識を使います)を鍛える必要があります。
リスニングや単語・基本文法、基本的な英作文で約40点取れます。この基礎点をしっかり取る学習を続けながら、中311月以降はさまざまな内容の長文問題を解き、読解練習を同時に進めましょう。
県教委は55点前後の平均点になるように問題をつくっている気がします。したがって、上位校では高得点がカギです。
そして、今年の英語の難易度について、私は例年と変わらずだと思いましたが、生徒たちは難しかったと感じているようです。
また、各紙の分析を見ると、英語は「やや難化」したそうです。私はそうは思いませんが() 
また、直前対策で扱った問題の的中が多かった(How often?Shall I take a picture for you?など)ことも今年の特長です。みんな、良かったね。



国 語

今年の国語も引き続き簡単でした。問題構成、傾向は例年通り、作文も練習通り。平均も例年程度の60点台でしょう。
ということで、この文面はほとんど昨年度のものと同じですが、でも大事なことなのでよく読んでください()
国語は普段使っている日本語ですし、指導要領、つまり学校で習う範囲から問題がつくられますから、「しっかり読めば」高得点が狙えます。
ただ、現代っ子に対して、この「しっかり読む」が難しい。
なんとなく読み流して「よくわからない」という感想をもちます。
集中して内容を読み取る」ことができれば90点以上は堅い。
古文は内容が平易だし、論説文の条件作文や最後の作文(要約)も、本文や設問にしっかりとヒントが書いてあるし、本文をしっかり読めば、「ここに書いてある!」ってすぐ気が付くハズ。
つまり、入試の国語に必要なのは、「
集中力・注意力」これに尽きます。
問題を意識しながら(答えの部分を探しながら)じっくり読み、設問も熟読してヒントを探す、こういった注意力がカギです。(すべての教科でカギです。
)
ちなみに、問3物語文の本文脚注に訂正事項がありました。解答にも若干関わる部分であったため、今後の作問はさらに気を付けてほしいですね。



数 学

全体的には例年通りの形式で、基礎点44点分もしっかり同じ。
そして、確率の大問が復活!さらに、今年は途中記述問題が中12内容の「方程式・1次関数」の融合問題で、グラフの記述(簡単)に変わりました。
さて、今回は問3の関数問題がやや難しかったようです。(特に()の問題)
その分、問6の空間図形が解きやすく、これも入試対策指導の中でしつこく指導してきた「体積から高さを逆算する」問題が出て、見事的中(スミマセン、自画自賛です)
最後の証明は、散々いろいろな問題をやってきましたが、結局は中点連結定理を使った「相似」の証明でした。適切な「補助線」が引けたかどうかがカギですね。
というわけで、プライムが(私が)解くのも、指導するのも最も得意とする数学は、しっかりと受験生の結果につながり、得点源教科となったものと信じています。




理 科

さて、何かと話題の理科です。
まずは、国語に続き問題の訂正(問4イ:解答にはさほど影響せず)+問題に誤り(問3ウ:全員正解扱い)がありました。 これはいけませんね。受験生に大きな注意力と情報活用力を求めているわけですから、作問側ももっと注意深くやってください。2教科で合計3か所も不備があったなんて前代未聞です。
内容については、
確実に易しくなりました。さすがに今年の平均点は30点台ということはなさそうです。
とはいえ、まだまだ受験生にとっては難問が多かったようです。
そして、引き続き注意が必要なことは、
実験や観察などの目的やしくみをしっかり理解する、ということです。単純な「知識の暗記」だけではとれる点数がかなり限られます。
また、今回の特徴は、
中1・中2内容で75点分もあったということです。
つまり、中1・中2のうちから高校入試を意識して、というより、しっかりと「思考・判断・表現」のステップに従ったものごとの見方・考え方を習得せよ、との神奈川県からのメッセージと考えられます。
神奈川の理科対策をきちんとすると、小田原高校などで実施している特色検査にもしっかりと対応できるようになります。



社 会

さて、最後の社会ですが、流れは例年同様、問1世界地理、問2日本地理、問3中世までの歴史、問4近現代史、問5政治的分野、問6経済・国際社会的分野という、幅広い出題です。
地歴融合問題もありました。
また、問34の歴史の出題形式が変わりました。写真中心ではなく、短文資料や地図などを見て判断する問題です。
相変わらず完答問題が多いので、確たる知識が必要です。
しかし、今年の社会はやや易化したようですね。70字程度の記述問題が2問出ましたが、分かりやすい資料と必要な知識もはっきりしていたので、書きやすかったのではないでしょうか。
そして、社会は最後の試験教科なので、地理・歴史・公民の知識を偏りなく吸収し、かつ、それを活用するために5時間程度の集中力を維持・コントロールできるようになることも大切な要素です。
また、いつものように割合計算をして白地図に記入する問題が出たのですが、暗算や概算(小学生レベル)についてスピーディに、かつ正確にできるようにしておきたいですね。


小田原高校特色検査

今年は2名の受験者がいました。
さて、上位校で実施される特色検査(自己表現検査)では、教科ごとのしっかりとした知識をいかに活用して問題にあたるかということがポイントになります。
教科横断型ともいわれ、複数の教科の知識を組み合わせて考えたり、複雑な資料を整理して考えたり、はじめて見る公式や事項について、問題文から読み解き、それらを活用して考えたりする問題です。
まさに、文部科学省が目指す「思考」「判断」「表現」の総合問題です。
今年の小田原高校の問題は、例年通りの構成で、問1は奥の細道に関する内容が英語で書かれており、古文内容と英文の融合でした。小田高、コレ好きですね。音楽にも触れ、楽譜の選択問題があったのもおもしろいですね。
さらにそこから、夢の島(3R:リユース・リデュース・リサイクル)、東京オリンピックの話へと発展します。
また、そこから急に旧暦との対応を見ながら、芭蕉が聞いた蝉の声がどのセミだったかを複数の資料から推測するという問題に続きます。
ただ、難易度はそれほど高くなかったので、平常心を保ち、落ち着いて読めば解きやすかったのではないでしょうか。
続いて問2では、地産地消というテーマについての討論内容(英文)の読解にしたがって、自分の考えやそれに対する反論を記述する問題です。
自分の考えを論理的に整理しながら、肯定・否定という両方の立場の視点で考えるという斬新な問題といえます。
そして、問3の二酸化炭素排出量に関する理数融合問題ですが、毎年この理数系は骨が折れます。
実際には、50分間という限られた時間の中で速やかに解くことは非常に困難だと思います。この問題はあとに回すというのが得策でしょう。
最後の問4は「中学で一生懸命取り組んだこと」に関する英作文です。
小田高受検者にとってはたやすい作業なので、ここはしっかりと取り組んで得点したいところです。
というわけで、特色検査において知識や活用力以外に大切なことは、どの問題が解けて得点できるかとか、時間がかかりそうだから後に回そう、などといった瞬時の適切な「判断」ができるか、ということです。
内容がとてもおもしろいので、緊張感あふれる受験ですが、だからこそそんなところも楽しむ余裕が持てたら最高ですね。



特色検査対策としての勉強

プライムでは、立地条件からか、これまで特色検査を実施する高校の受験者は、小田原高校のみとなっています。
そこで、小田原高校に限って今年の受験者に対してどのような指導をしてきたのかということについて、これから目指す生徒に少しでも参考になればと思い、以下にまとめます。

①徹底した基礎知識習得のための学習
・・・単なる暗記ではなく、しくみや過程を「説明できる」、すなわち、書いてまとめる=「要約する」こと。これは上位校受験にとって大前提となる話です。

②特色検査対策模試や過去問、中等教育学校の適性検査などを用いて教科横断型の総合問題に取り組む
・・・複数の資料からの情報整理、読取や複数の知識を活用して考える特訓をする。模試などは、内容がビミョーなものもあるので注意が必要ですが、初めて見る内容や初めての出題形式に触れるという意味では活用する価値はあります。

③全国入試を活用し、多角的な視点を養う
・・・同じ内容でも出題の仕方で難易度が変わります。様々な出題形式を見て慣れておけば、本番でも平常心が保てます。

④すべて「記述問題」だと思い、問題要約→解法を考える→途中の過程も書きながらまとめていく、という勉強を。

①と④は同じようなことですが、そこが本当に重要なんです。
ある意味、特色検査に対して特別な勉強は必要ないと思います。
いまのところ、大した教材もなく、過去問が一番参考になりますね。
塾向けの教材で、特色対策教材なるものがあったので、使おうかと考えましたが、内容が微妙だったので、問題を選定して模試形式で扱ったのみです。
ですから、普段の勉強や、入試5教科のための勉強を上記に従ってきちんとこなせば、楽勝とまでは言いませんが、充分な対策になると思います。
いずれにしても、まずは5教科の勉強を本当に細かいところまできちんとやることが大切です。




総 括

新制度になって4回目の入試でしたが、ちょっと心配なのは、特に英語や国語で、また数学でも、全体的に大きく見ると「パターン化」されつつあるということです。
もっと毎年各教科で出題傾向を変えながら入試を行わないと、受験生本来の学力を測ることが難しくなります。
受験生一人ひとりの、入試当日までの努力の過程がしっかりと結果に反映されるものになってほしいと思います。
いずれにしても、「難しくなった」といわれる入試ですが、しっかり勉強すれば必ず解ける問題です。
その、「しっかり勉強」が高校受験のときだけでなく、中1・中2のころから、さらに言えば、小学生のうちからきちんと「理解する」ということにこだわった勉強の習慣が身についているか、ということがカギになると思います。
私も、結構前から授業中に「これは出ないでしょ~」ということは言わないようにしています。「出るかもよ」という気持ちで勉強することも大切ですね。
こういったことをあれこれ考えながら、今の中2生以下を見ていると、とても心配です。
そりゃぁ指導も厳しくなりますよ。
みなさん、ごちゃごちゃ言ってないで、しっかり勉強しましょうね。()

概要

名称

総合個別演習スクール
プライムセミナー

所在地

〒258-0025
神奈川県足柄上郡
開成町円通寺30-1
デベロップビル2F

連絡先

TEL
0465-20-6770

営業時間

火~金14:00~22:00
土14:00~20:00
日曜定休
月曜不定休

ページ上部へ